どうして太田久美先生の小学校なのかという理由と
第1回目の様子は こちらの記事をご覧ください
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第1回目は、
「友だちが困った時、困った話だけ聞いていても、解決策は生まれない。
では、どんなサポート(応援)の仕方があるかな」ということで、
「GIVING」「TEACHING」「COACHING」の違いをお話しました。
友だち同士でコーチングができる関係を作っていこうねとお話ししました。
「友だちが困っている時、相手の感情との同一化、負の感情の増幅をして、
解決どころか帰って問題を複雑にし、より多くの人を巻き込んでしまうということが
学校現場では時折あります。
これは、子どもたちに「問題解決志向」という思考パターンが育っていないためと思っています。
(多くの大人がそうなのだから、仕方ないといえば仕方ない・・・・でも、それじゃアカンでしょ!)
いつまでも、新しいことを学んだり取り入れたりすることに
抵抗を示したり、いろいろな言い訳を付けて学ぼうとしない大人より
子どもに直接学んでもらった方が早いのかもしれないという想いもあります。(笑)
第2回目の昨日は、「目標達成のためのスモールステップコーチング」をテーマに授業をしました。
子どもたちはすでに、ここ2年間の勉強で 「目標を達成するには、そのための表現方法がある」ということを学んでいます。
今回は、さらに、目標を達成するためには、スモールステップを重ねることで
大きな目標を達成できるということを
イチロー選手を例にお話しましました。
そして、久美先生とのショートコントで、
実際にシートを使ってそのやり方やポイントを説明しました。
そして、子どもたちにはあらかじめ決めていた目標をもとに 2人1組でやり取りをしてもらいました。
中には、目標設定のまずさから、うまくコーチングが進まないこともありましたが、
それは、それ!
「上手くいかない経験」を学びにつないでいくのです。
さて、興味深かった授業中の出来事をご紹介します。(研究協議の際に担任の先生が教えてくださいました)
ある6年生の子が「誰にでも元気に挨拶ができるようになりたい」という目標を立てていました。
スモールステップコーチングを進めていくプロセスの質問で
「1点あげるために何をしますか?」というコーチの質問に
「早く寝ます」という答え。
なぜこの答えに至ったのか?
「どうして、挨拶できない時があるのだろう。できる時とできない時の違いは何だろう」って、考えたんですね。
そして、
「だったら、目標達成の第1歩で今の状況から1点あげるためには、
早く寝て、すっきりした気持ちで朝起きればいいんだ」と気づいたんですね。
自分の課題を設定し、その課題解決のために、何ができるかを考える。
コーチング的思考を子どもたちに伝えていけば、
「自分で思考し、試行錯誤し、自分の答えを発見する」という生き方を
育てることにつながると思っています。
6年生の担任の先生は、道徳の授業にも力を入れていらっしゃって
この学年の子どもたちは、日常的に
「自分で思考する。お互いの考えを深め合う」ということができているということもあって
本当に素晴らしい展開となりました。
5年生には、発達段階もあり、多少難しく感じさせてしまう面もありました。
これは、今後の課題です!
研究行儀では、先生方から
「まさにこれはアクティブラーニングね!」という感想をいただきました。
弊社の取り組みに対し、多大なるご協力をいただいた
瀬戸市立T小学校の校長先生、教頭先生、先生方、太田久美先生
本当にありがとうございました。
先生方のおひとりお一人が、子どもたちを本当に大切にされていて、
その力を信頼していらっしゃることが
ひしひしと感じられました。
子どもたちは幸せだなぁと思いました。
本当にありがとうございました。
次は中学校での1年間を通した「ピアコーチング事業」に取り組む予定です!!!
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