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桑原朱美公式ブログ

アクティブラーニングの協働作業を活性化する「VAKシステム(VAK)」の概念

教育現場で盛んにいわれるようになった

 

「アクティブラーニング」

 

このアクティブラーニングですが、 脳科学、コーチング的な視点から見ても

 

非常に興味深い学びの方法だと感じています。

 

弊社は、教員向けの研修や講座を多く扱っているので、もちろん、

 

アクティブラーニングについても、いろいろ学んでおります。

 

それについて書かれた書籍を読むと「協働」という言葉が出てきます。

 

 「共同ではなく協働」と強調して書かれていました。

 

 

「共同」・・・力を合わせて事を行うという意味のほか、同じ条件・資格で結合したり、関係する。

「協同」・・・共に心と力を合わせて物事を行う意味があり、互いに協力するといった精神面を強調するいみあいもある。

「協働」・・・複数の主体が、何らかの目標を共有し、ともに力を合わせて活動することをいう。

 

ちょっとずつ違いますね。協働は英語で言うとコラボレーション、パートナーシップに近いですね。

 

ご存知のように、アクティブラーニング=協働=グループ活動 と単純に考えてはいけない面があります。

 

 

この「協働」という人間関係、パートナシップのために、教育関係者がぜひ知っておいていただきたい概念の一つが

 

「代表システム(VAK理論)」です。

 

ざっくりいうと「五感という入力装置をどのように使っているかで、

 

思考スピード、言語表現、コミュニケーションパターンに 違いが起きる」という概念です。
それによって、コミュニケーションミスが起き、否定的な感情につながることも多くあるよ、ということです。

 

もう少し詳しく言うと
人間の五感の使い方には癖があり、自分が使いやすい感覚(視覚、聴覚、体感覚)をより多く使っています。
どの感覚を主に使ってコミュニケーションをしているかの違いが、思わぬコミュニケーションミスにつながり

 

協働作業をストップさせてしまいます。

 

こうなると、アクティブラーニングで謳われている「協働によるお互いの尊重」が達成できなくなります。

 

単に「もっとよく人の話を聞きなさい」というレベルの注意にとどまっていては改善しないのです。

 

たとえば、「理解した」という条件がタイプによって違います。

 

主に視覚を使っている人(視覚優位=V)にとって理解したという場合、
多くは「話が見えた、映像化できた」という時(つまり見えた感が大事)

 

 

主に聴覚を使っている人(聴覚優位=A)は、理論的な人が多く、このタイプの人が理解したという場合は
「ロジカル,理論的、筋が通っている」という時(理論に矛盾がなく、筋が通っていることが大事)

 

 

主に体感覚を使っている人(体感覚優位=K)は、感覚的な人が多く、このタイプの人が理解したという場合は
「実感、腑に落ちた」という時理論や見えた感ではなく、感覚的にしっくりきたということが大事)

 

 

「理解する」ひとつとっても、ここまで違います。理解のスピードも違います。(V→A→Kの順番です)

 

授業をする、人に説明をする、グループで話し合いをする時に、お互いがちゃんと相手の言っていること、言いたいことを理解しあうためには、
このVAKを指導する側も、子どもたちも知っておくと、 自然と相手の立場になって理解するということができるようになります。

 

 

次回は、V/A/Kの違いによる思考のスピードと言語表現についてお話しします。

 

☆☆☆☆☆☆☆    ☆☆☆☆☆☆☆    ☆☆☆☆☆☆☆    ☆☆☆☆☆☆☆    ☆☆☆☆☆☆☆

 

弊社が主催する講座では、VAk理論をはじめ、様々なの科学の理論を学級経営、生徒指導、学習指導に活用するための実践的方法をお伝えしています。

 

中でも保健室コーチングは、教師としてのトータルな力量向上のための様々な理論とツールが満載です。

養護教諭の先生だけでなく、ぜひとも、一般の先生方にも参加していただきたい講座です。

 

保健室コーチング2日間速習コースでは、このVAK理論を、楽しいワークで実感できます。

 

アクティブラーニングにおける共同作業、子ども、保護者や同僚とのコミュニケーション、生徒指導、子どもたちの意欲向上のためのコーチングスキルも学ぶことができます。

 

がっつり本格的に学びたい方は、直接、ベーシックコースへお越しください。

 

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