「現状を何とかしたい。今のこの状況を変える新しい何かがほしい」
という切実な思いの元、私は、平成16年10月より (株)NLPラーニング 山崎氏のNLPプラクティショナーコースを受講し始めました。
講師の山崎氏は、まだ30代前半の熱意あふれるトレーナーでした。
今でこそ、NLPのトレーナーもたくさんいますが (それゆえにびっくりするほどレベルの低い方もいらっしゃいます)
現在自分が、このような仕事をするようになり、あの時、山崎氏に師事したことは人生の財産であったとあらためて感謝しています。
山崎氏のNLPのすごさは、「徹底的に人間の理解を深めていく」というスタンスであり、
スキルを学ぶことではなく人間を理解することの大切さを、
コース中のいたるところで熱心にお話ししてくださいました。
NLP心理学は、創始者のリチャードバンドラーとジョングリンダーが、
当時の天才セラピストの3人(ミルトンエリクソン、バージニアサティア、フリッツ・パールズ)は、手法は違えど同じようなコミュニケーションパターンで人を短期に変化させていることを発見します。
そして、その過程を詳細に観察し、それらを一般の人も使えるようにまとめたものであるといわれています。
リチャードバンドラーは、もともとコンピュータプログラマーでもあり、言語学の大学院生でもありました。(ジョングリンダーは教授)
そのため、NLPは、脳の仕組みをコンピュータに例えているような説明も多くあり、今の時代にフィットした説明ができると感じます。
さて、このコースでは、教員であった私が普段あまり深く接することのない様々な職業の方がいらっしゃって、
それはそれは、刺激的でありました。
そして、NLPは、知識を学ぶのではなく、自らの課題を投入することで、体感的に落とし込む学びであり、
これまでの私の学習方法や教員研修では、経験のないものばかりでした。
コースを終了後も、すっかりNLPの魅力に魅了され、
のめりこむかのように、プラクティショナーコースを再受講し、
さらにその上のマスタープラクティショナーも受講し、
アシスタントとしてコースのお手伝いをさせていただいたり、その他のコースも受講し、
たくさんの学びと気づき、体験をさせていただきました。
資格がほしいとかそういうことではありません。
人間を理解する=自分を理解するという学びが
こんなにも面白く、自分の人生の謎が解けていくのかという楽しさを感じていました。
「人間が人間を理解しようとするならば、それは、自分を理解することでしかそれを成しえることはできません。人間は自分しか体験できないのですから。」
という山崎氏のことばは、今でも私の活動の中心にあります
そして、R.バンドラーが著書で語っている
「神経言語)を理解すれば、誰でもが最も優れたコミュニケーション専門家や教師や治療家と同じようなことをすることも可能である」
という言葉も、原理原則の大切さを説いた言葉として心に置いてあります。
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次回は、NLPの学びが教育現場にどう生かされたかという点を
私があるとき、強く、山崎氏から叱責をうけたことで大切な気付きを得たという出来事を
書きたいと思います。
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