(株)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原規歌です。
ネット記事で
「人の話に入っていけない。話すタイミングもつかめず、
いつ切り出そうかと迷うことに疲れた」というのを見つけたA子さん。
LINEでこんなことをつぶやいていました。
『自分みたいだ。コミュ障ってつらいわ』
こいつ、不思議なことを言うものだ・・・と思いました。
『コミュ障』ということばは、若い子たちの間でもよく聞く言葉ですね。
誰が作ったんでしょう?
かなり主観的な感じがするのですが・・・。
桑原は、このように
何かの動きがある1つのことがら・現象を
『名詞化』することにとても危険性を感じます。
動詞というのは、その漢字が表すように
「動いていることば」です。
動詞が固定化されたものが「名詞」
名詞になると動きが取れません。
結果、症状が固定化し、その通りになってしまいます。
病気に例えるなら、
その症状が固定してよくならない、ということです。
例えば、
「私は、数人のともだちが話している時
自分の話を切り出すタイミングがつかめない」
という一連の動きのある現象を
「コミュ障」と人いう名詞で括ってしまう。
そして、
「私は、コミュ障だ」と自分自身を固定化して表現する。
だれもが安易にやっていますが
脳科学的には、非常に危険です。
A子さんには、
「あなたは、聴き上手だから
コミュ障ということばで
括ってはいけないし、そんな名詞で表現する必要はない」
と、伝えました。
自分の一部を取り上げて
名詞化して表現してしまうと
それが固定化され、
それ以外の何物でもないという意味になります。
そして、それは
『自己イメージ』となり、自己否定の原因となり
その人が本来持っている
能力や可能性を押しつぶしてしまいます。
ことばは、言霊なのです。
他人に人格否定されると
ものすごい被害者意識を持つのに
自分で自分の人格をマイナスに固定化する言葉を使っている!
無意識ですが、
大人も子どももやってしまっています。
桑原は、児童生徒向けの講演でも
「あなたのことばを一番近くで聞いているのは
あなたの脳だよ」
と伝えています。
大人の方々は
自分の一部に焦点を当てて
それを固定化した表現をしている子がいたら
「どうやったらそれが治るか」
なんていう話になる前に
名詞化していること自体が
やばいことだと教えてあげてください。
そして、大人自身も
自分を固定化する名詞で
自分を表現することをやめましょう。
このA子さんの思い込みは、
最後は、同じグループのB子さんの秀逸なるひとことで
幕を引きました。
———————–
うちの旦那ちゃんも
自分のこと
もっとすごいコミュ障
っていってる。
でも、
彼のすごいところは、
それを
直そうともしていないこと!
だって、これが
俺だもんって言ってる。
———————–
B子さんの旦那ちゃん、
本当にすてき。
人生は、「受け容れること」と
「言霊」を知ることで大きく変化します。
それでは
今日も、希望を胸に
すてきな1日を作りましょう!
p.s.
保健室コーチングベーシックコースでは
ことばは言霊であることを
理論と体感ワークで
実感していただけます。
単に、ポジティブなことばを使えということでは
ないことを、ぜひ、多くの方に知っていただきたいです。
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年7月29日日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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