男なんてこういうもんだ
?
教師なんてこういうもんだ
?
学校なんてこういうもんだ
?
社会なんてこういうもんだ
私は、こういう人間なんだ。
あの人はこういう人!
※一般化・・・・・2.3の事例をもってそのカテゴリのすべてがそうであるかのように表現すること
その一般化が大きくなればなるほど 苦しむのは自分です。
ちょっと例を挙げて説明しますね。
たまたま小学生の時の担任がとてもいやな人で、この自分の体験をもとに
「この学校の教師はみんな嫌な奴」って思うことがありますね。
このように、少数の例をもってそのカテゴリすべてを決めてしまうことを「一般化」といいいます。
この例の場合、「この学校の教師は・・・」という枠の中での一般化ですが、
これが、「日本の教師は・・・」という大きな枠で一般化すると、もっと苦しいですよね。
「この学校の教師は・・・」という一般化では、
この学校にいるうちは、教師を見るたびにマイナスの感情になりますが、別の学校の教師を見れば、その感情は起きないかもしれません。
別の学校に行ったら、とてもよい教師に出会って、「なんだ、こんな素敵な人もいるんだ。あの担任だけだったのか」と
一般化が「具体的なあの人」に変わるだけだから、ストレスのトリガー(引き金)となるものが減るわけです。
しかし、
「日本の教師は・・・」とか「そもそも教師なんて・・・」という大きな枠で一般化すると、
いくつになっても、自分に関係ない教師でも、「教師」と名の付く人すべてに対し
負の感情を抱くわけですから、
そりゃ、苦しいですよ。
教師なんて、どこにでも存在しますから、そのたびに自分でマイナス感情の引き金を引くわけです。
だから、自分の思考パターンが原因で
誰を責めて、怒ったり悲しんだり、かわいそうな私を演じてみても
何も解決しないわけです。
今回は「教師」で説明しましたが、
私たちの脳は、物事を単純化して理解しようとするので、
こんな例は、私たちの日常の中で無数にあるわけです。
子どもだけでなく、大人の中にも
自分の負の感情が、
人のせいであるかのように考える人が、多くなっていますよね
誰のせいでもない 自分の思考パターンが原因だと
気付いた人は そこから脱却して 新しい生き方をすることができます。
保健室コーチングの資格コースに参加する人の多くが
「生き方が楽になった」といわれるのは、
脳の仕組みを知って、自分の一般化を崩すことができたからです。
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