ハートマッスルレジリエンスコーチ養成コース 第3講の感想 その2です。
第3講では、自己肯定感について、本来の自分で関わること、しなやかに生きる人・かたくなに生きる人の検討、指導案の検討をしました。
自己肯定感のワークではマイナスに感じているレンジャー(「マリー・アントワネットレンジャー」)をニューロロジカルレベルで探っていくと、
思ってもみなかった価値観が見えてきましたそれは「子どもは親の言うとおりにするものだ」という価値観でした。
そりゃあ、こんな価値観を大切にしていたら、こういう行動になるし、こういう状況になるよね、と納得しました。
そして、その価値観は、
私自身が子どもの時に親に対して嫌だと思っていたことで、そうならないように、自分の子育てでは気をつけようと思っていたことでした。
自分のなかにもあることを嫌っていたから、抑圧して、見えないようにしていたけど、行動やそれが引き起こす状況だけは見えていて、
自分自身は何がうまくいかないのかわからない、抜け出したいのに抜け出せない泥沼の状況でした。
ワークを通して、
自分のなかにこんな価値観があることに気づいて、それを嫌うでもなく、「そういう自分もいるんだ」「私、そんなふうに思ってたんだね」と受け容れることができました。
また、その後に本来の自分で関わるというワークをしたときには、
自分の状態が相手に影響していることや本来の自分で関わることがどれだけ大切かを実感できました。
ベーシックで学んだときから、常に状態管理は大切にしてきたつもりですが、「養護教諭」というアイデンティティだと比較的ニュートラルなのですが、
「母」というアイデンティティになると、自分でも「ふだんこんな状態で娘に関わってたのか?!」と驚愕の状態でした(笑)。
家に帰ってから、毎日、「本来の私で本来の娘に関わる」と宣言しながら関わっています。
が、ふとした瞬間にすぐ戻るので(娘の反応で本当によくわかります(笑))、そのたびに念仏のように「本来の~」を唱えています。
今日でまだ10日目ですが、前みたいに、私が怒鳴り散らすことなく、娘が泣きわめくこともなく、
お互いに意見や気持ちを伝え合って、お互いにできるところで協力し合うことができて、穏やかに過ごせています。
「受け容れて」「わかって」のワークも、自分がどれだけ重たい重たい気持ちを乗せてるのかもよくわかったし、
自分で決めて行動するだけで、相手の反応に影響されない、というのもよくわかりました。
いつものクセが身体に染みついているので、無意識で勝手にやってしまっているんだろうけど、気づいたときが変わりどき、
そのたびに、状態管理をして、自分で決めて行動していこうと思います。
やらない理由を相手や自分のせいにするのではなく、やると決めて、何があってもやり遂げる、ということを、小さなことから大きなことまで繰り返していこうと思います。
「自分が発信源」「すべて自分次第」というのは、優しく心地良い言葉に聞こえがちですが、なかなかこの意味は深く、思っていた以上に厳しいですね。
「あ、私ですね。」と気づいたときの爽快感とあのがっかり感(自作自演の壮大なコントをやってただけ(笑))は、何とも言えず泣き笑い・・・。
4講もどんな体験ができるか楽しみです。
2日目の指導案検討では、
小学校の先生は、「子どもの心をどうやって引きつけるか?」「どうやって子どもを参加させるか?」
「どれだけ子どもの価値観や前提を揺さぶられるか?」
「(言葉の選び方を含め)どうやったら子どもたちに伝わるか?」というのに、ものすごく力を入れているんだなぁというのを実感しました。
高校になると、どうしても知識偏重で、教師主体の生徒は受け身というのが当たり前だったので、
授業の組み立て方がとても勉強になり刺激を受けました。
また、指導案の説明の仕方も、いかに自分がだらだらと要領を得ない話し方をしていたかを痛感しました。
こんなに簡潔に要領よく説明する道筋があったんだ!と目から鱗でした。
これまで、わかってもらうために懇切丁寧に説明しすぎて途中から聞いてもらえなかったり、
簡潔にしようとしすぎて説明が簡略化しすぎて大事なところが伝わっていなかったりしていましたが、
これからは、この方法を使っていろいろな説明をしてみようと思います。
2日間、自分の中から言葉やアイデアを仲間とともに掘り起こすとても充実した合宿でした!ありがとうございました。
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