保健室コーチングはおかげさまで、事業を始めて9年目を迎えています
今、全国の養護教諭研修会からお呼びいただき
全国各地で 資格コースや速習コースが開催できるようになりました。
しかし、いまだに、
保健室コーチングの「コーチング」に反応して、食べず嫌いになっていらっしゃる方も
結構いらっしゃって。。。
特に、カウンセリングをずっとまじめに学び続けた人ほど、
「子どもたちの悩みには、カウンセリングで対応するのが当たり前」という
考えに固執されている方もいます。
コーチングは、受容も共感もしないのだと思い込んでいらっしゃる方もあります。
特に初めて出会ったコーチングが
ビジネスコーチングだったという方は、
「こんなの学校に取り入れられない」って感じる方も多いようです
しかし、私の友人は、養護教諭時代にビジネスコーチングを学びましたが、
これをしっかりと保健室で役立て、
今では独立して特に思春期のお子さんを持つお母さん向けのコーチングをされています。
要は、スキルとして学ぼうとするか、スキルの奥にある「本質」を学ぼうとしているかの違いかと思います。
保健室コーチングでは、受容と共感の本来の意味を取り戻しての対応をするということをしますが
受容と共感をしなくてよいと言っているわけではありません。
共感と同一化をちゃんと区別しましょう。
受容の本当の意味を理解しましょうと言っています。
学校現場においては、「コーチング」「カウンセリング」と分ける必要はないのではないかと思っています。
カウンセリングというベースを、脳科学の視点でとらえなおし、
コーチングというエッセンスを加えていくことで
保健室、教室での 子どもたちへの対応の幅が広がります。
単に困っていることを解決するのではなく、
問題をチャンスに変えて、生きるチカラに変換していくことが必要なのです。
心の教育、目標達成力、自己肯定感など総合的な視点から「生きる力(レジリエンス)」を育てていくという視点が
必要なのです。
保健室だけでなく教育界全体で、「悩みへの対応」に偏りすぎたこれまでのアプローチから
願う状態、望ましい状態、目標達成のための行動への支援も含んだアプローチへのシフトが必要となっています。
みなさまのご理解の一助になれば幸いです。
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