タイトルを見て、「え?」と思われた方もあると思います。
「起床後、すぐにLINEツムツムをやるという習慣を続けていたら、腰痛が解消した」
このからくりを理解せずに、私、LINEツムツムで腰痛が治ったんですよと聞くと
みなさんは、この不思議な関係をどう想像されるでしょうか?
この一文だけを聴いて、
「なに!腰痛がある人はツムツムをやればいいのか」なんて解釈して、
「うちのお母さん、腰痛がひどいって言ったから教えてあげよう」ってやってしまう思考。
もちろん、「やり方だけまねる」というやり方でうまくいきません。
ちゃんと理由があります。
しかも、脳の科学、想いの科学の背景理論が。
私は、4年間くらいずっと腰痛に悩まされていて、それは日に日にひどくなりました。
徐々に悪化して、朝起きると顔を洗うのに腰が曲げれないほどの痛みでした。
それでも、時間がたてば痛みを感じることもなく
日中は普通に動けるので、私が腰痛持ちであることはあまり知られれていませんでした。
腰痛は、想いの科学(波動理論)的には、恐怖であるともいわれています。
布団も変えました。私の場合、低反発の布団はかえってマイナスで、高反発に変えました。
これはちょっと効果がありましたが、根本的な解消には至りませんでした。
痛みが始まって3年以上たって(笑)整形外科にも行き、MRIやレントゲンもとりましたが、
どこも悪くないといわれました。
針治療もしましたが、いっこうに改善しません。
ウォーキングにもチャレンジしましたが
やはり痛いので長続きしませんでした。
最初に痛みを感じた時期に、早く医療機関に言っていかなかったので
長期化してしまったのです。
波動の先生に言われたのは
「からだの症状にとらわれているからよ。夜寝る前も、明日も朝起きたら痛いだろうなとか
そんなことを考えているから、その想いに反応して
からだは、喜んでその症状を強化していくの」
ということ。
波動の先生は、ヒントはくれますが、
後は自分の現実で気づきなさい。検証して自分で答えを導きなさい。
というスタンスなので
「答えや正解を求める」という依存がある方には
「優しくない」って思うかもしれないです。
しかし、先生方に出会って9年。
してあげることが親切ではなく、その人が自分で気づくまで
じっと待つという先生方の在り方が
私の様々な気づきを引き出してくれたと思っているので
腰痛に関しても
自分なりの試行錯誤をしていました。
朝起きたとき、痛みがひどくて顔も洗えないくらい固まっている日と
痛みを感じにくくなる日があることに気づきました。
その分析をしました。
そして、何かに夢中になるとき、意識が体ではなく
ほかのことに向かっていると
腰痛が早くなくなることに気づきました。
(例えば、研修や講座で出張先では、朝からその日の内容や動きを考えているので、
目覚めるときは、痛みをさほど感じないなど)
「ああ!これが先生が言っていたことか!」とやっとつながりました。
ということは・・・
これまで焦点の使い方を間違えていたということだ!
焦点を向ける先を変えればいい!
朝、起きたら、体ではなく別のものに集中して楽しむようにすれば
痛みが早くなくなるはず。という仮説です。
腰痛が長引き、毎朝、起き上がれないほどの痛みが続き
無意識に「この痛みがあるのがふつう」と感じていたのかもしれない
ということは
「痛みがないのが当たり前」という体の記憶の書き換えをすれば
少なくとも、
今のような朝起きるのが苦痛ということはなくなるのではないか
という仮説です。
そこで、当時(今もですが)ハマっていたLINEツムツムを、朝起きるとすぐにやるという習慣を取り入れてみました。
ツムツムを10分くらい楽しんでいると、1つしかない焦点は、ツムツムに向かいます。
夢中になるので、そこにアソシエイトします。
同時に、体に向かっていた意識はそこから外れます。
人間の焦点は1つしかないのだから(焦点化の原則)
痛みに向かわせるか
別のものに焦点を当てるか。
その理論の活用です。
からだというのは、意識の焦点がどこに向いているかに見事に反応します。
体にとらわれるというのは
体が出してくる反応に、意識がとらわれて
主従が逆転してしまうということです。
(本来は意識が主・体は従)
これを3か月も続けていると、
朝起きても痛みを感じなくなりました。
そして、今では、朝起きても、痛みを感じることがないというのが
体に記憶されました。
腰痛に関しては
意識と体の主従の関係が正常化しました。
ふしぎなことに最初は、この痛みがないことに違和感を感じていることに気づき
「うわー。どんな不具合であっても、慣れ親しんが感覚を体は継続したいんだ」と
改めて、これまで学んできた脳科学の理論や想いの科学の理論を再確認することができました。
理論や概念やスキルを伝えたり、人に教えることが大事なのではなく
自分が自分の日常でそれをどう活用したのか
その体験こそが伝える側の深みとなり 影響力となります。
体験が伴わない理論など
相手の頭にしか伝わらないのです。
人のことばをいつまでも使うな
そんなものは借り物だ
偽物だ。
人が体験から構築したものを伝えるだけの授業や講座なら
やらないほうがいい。
と、私はトレーナーコース受講生に言い続けています。
教師とか講師とか
人に何かを伝える人は等しくそうだと思います。
影響力を持つための方法などないのです。
正解だけを求めて、自分が現実の中で痛みを伴いながらも気づきを得ようとする体験を嫌う人は
ずっと猿真似のままで、知識をもってそれを伝えている自分に酔いしれているだけだと思うのです
アイシンの先生が伝え続けてくれたことを
私流のことばでいいかえると
理論を体験で消化して、自分のことばに昇華させる
ということなのだろう
これが、知識を知恵に変えるということなのだと思う。
アイシンの先生から学んだことを、体験で実感するたびに
自分のことばになっていく。
私の実践がすごいだろうと言っているのではありません
自分の実践からそう考えている私の価値観です。
それぞれ考えがあると思うので
それはそれでよいと思っています。
ただ、私は、こうしたことが、学びを続けるものの一番の喜びだと感じているのです。
あなたはあなたの体験から あなた自身の理論を導いてくださいね。
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