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教員向け講演「人権のためのかかわり方 ~感情に寄り添う聴き方からレジリエンスを高める聴き方へ~」感想

8月下旬に奈良県の某地区で、教員向け「人権教育研修会」で講演をさせていただきました。主催の先生からは「傾聴」についてお話してほしいとご要望があり、脳科学の視点から、ラポール形成、コミュニケーションのからくり、あり方、何をどの様に聴くのかなど、約2時間にわたってお話しました。

 

その時のテーマが「人権のためのかかわり方 ~感情に寄り添う聴き方からレジリエンスを高める聴き方へ~」です

 

何より感動したのは、先生方の真摯な学びの姿勢です。

夏休み中は、たくさんの研修や1学期の総括、2学期の準備など、とても老蘇がいい中でのご参加。

 

若い先生方が、目をキラキラさせて、うなづきながらメモを取ってくださったり、質問をしてくださったりと、とても有意義な時間でした。

 

先生方は、悩みながらも、何とか子どもたちのよりよい教育にかかわりたいと願っていらっしゃるのだと感じました。

 

学校にカウンセリングが導入されたことは、悪いことではないですが、きれいな言葉ばかりが独り歩きし、実を伴わない抽象的なやり方が、現場を苦しめているのも感じています。

 

カウンセリングがいいとか悪いとかコーチングがよいとか悪いとか、そういうことを論じるつもりはありません。ただ、大切なのは手法を超えた基本的な考え方であり、人間の可能性のすばらしさを理解していくことだと思っています。

 

以下、先生方の感想で、掲載OKをいただいたもののみ、公開させていただきます。

 

科学的理論を踏まえながら、事例も交えて、学校現場で生かせる考え方やあり方を教えていただき、とても興味深かったです。特に、後半の思考のルートは、子どもたちにも身に付けさせたいですが、自分自身の日々の生活の中でも意識していきたいあり方だと思いました。つい、自分で自分の人格を否定してしまっていることあると思ったので…。無意識の部分に少し意識を向けて、自己開示をして、子どもたちが安心できる関係を築けるよう、努めていきたいです。(小学校)

 

今まで、児童とのかかわりで、なんとなくやっていた部分、抽象的にとらえていた部分を、具体的にわかりやすく説明していただき、とてもスッキリしました。話を聞きながら、今までの指導や声かけをふり返っていました。もっと早く、この講義を聞いていれば、という思いでいっぱいです。2学期以降、今回学んだことを活かしていきたいです。(小学校)

 

今、まさに言葉のやり取りにかかわり、自分自身迷っているところです。無意識に自身が話してしまう言葉が、子どもたちに不安や心配を与えてしまっていること、また、保護者から(子どもは、自分の都合のいいように話している)反感を持たれてしまうこと、少し言い方を変えることで、確認、質問をすることで、子どもたちにも気づきがあること、そうか!と思いました。これから、そのように子どもたちに接していこうと思いました。先生のご本を読んで勉強して、2学期から実践していこうと思います。(中学校)

 

コミュニケーションは意識1:無意識20000ということにとても納得しました。表面だけの言葉より、表情、空気、声色などから感じることの方が、その人の本心だと思うことが多々ありました。感受性の強い子どもたちなら、なおさらそれを敏感に感じるだろうと思いました。子どもたちと関わっていく中で、無意識を意識することを心がけていきたいと思います。(小学校)

 

共感すると、気持ちよく話してもらえるので、「つらかったね、がんばってるね。わかる、分かる。」と、まずは理解できるところは聞いています。今日のお話を聞いて、ただ聞くだけではなく、振り分ける役割が教師にあることを聞いて、やってみたいと思いました。また、意識の5段階に気を付けて、声をかけていきたいです。(小学校)

 

保健室は「癒しの場ではない、教育の場である。」私も「いやし」の場だと思って仕事をしてきたことは一度もありません。あたり前のこととして、教育の場であると自覚してやってきました。コーチング力も磨いてきたつもりです。40年余りの教師生活の中で、保健室経営はもちろんですが、学習指導、生徒指導、企画運営力、そういったことも必要な力として研修してきました。改めて、私もかわった養護教諭だったと感じました。(中学校)

 

1学期の子どもの顔や、私とのやり取りが頭に浮かんできました。客観的に振り返ると、反省が山盛りです。「レッテル」貼っているつもりはないけど、ついつい、貼ってしまっている自分に気づけました。フラットに子ども自身を見つめるって、とても難しいことだけど、それを思ってかかわるのと、そうでないのとは、大きく違うと思うので、2学期からは、個だけでなく、集団としてもレッテルを貼ってしまっている自分に、いち早く気づき、改善できるようにしていこうと思います。(小学校)

 

盛りだくさんのとてもぜいたくな講演内容で、頭の中を整理しなおす必要があります。そして、子ども(大人相手でもですが)とかかわるときに大切なことは、やはり、自分のあり方だと感じました。好き、嫌いといった感情を超えて、無意識に抱えている想いに影響を受けないで、相手にも、自分にも、OKを出してかかわることを、もう一度、心がけます。と、ここまで書いて気付きました。無意識に抱えている想いを意識レベルに浮上させることが必要でした。

 

子どもの意識の中にある、意欲を読み取って方向付けることが、教育の中では大切だと思う。無意識は身体の中に宿っているので、子どもの身体から発せられているメッセージを読み解く力を教員が持つ必要がある。今の教育は頭脳中心というか、頭脳操作が多くなったと思う。一番大事なことは、直感(勘)である。経験に裏打ちされた直感を磨くことが大切だと思う。(中学校)

 

早く学級の子どもたちや自分の息子とかかわりたいという気持ちになりました。教師側の心の壁をとっていくことを意識していきたいと思いました。「~なければならない」という考え方を一度、手放してみようと思います。(小学校)

 

ニューロロジカルレベルの概念について、一般的には、末梢から順に脳幹、辺縁系、大脳新皮質であると思うのですが、中枢である大脳新皮質が一番上でないのはなぜですか?大脳新皮質(情動、記憶、認知、判断)をつかさどる前頭前野が人格に影響しないとは意外でした。(小学校)

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