1月にオンラインで静岡県のT地区で、オンラインの講演をさせていただきました。
テーマは「養護教諭のコアコンセプトと保健室コーチング」
自分はなぜこの仕事をしているのか?この仕事を通してどんなメッセージを伝えたいのか?
自分の仕事のビジョンや理念は? そのことをしっかりと問いかける研修はほとんどありません。
どんなに「日本学校保健会の保健室経営計画の書き方」を見ても、自分のビジョンや理念を反映した保健室経営計画は書けません。
そんなど真ん中の話をさせていただきました。
以下、参加者の感想です。
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・養護教諭の原点を見つめるとてもよい講演だった。ちょうど今、問題を学びに変える言葉かけ何か考え、日々向き合う子どもがいて・・・。行動の失敗を自己否定や悪い意味での開き直りをしてしまう状態を改善したいと思っていたところでこの講演はとても参考になり明日から言語コーチングをやってみようと思う。
・自分自身のビジョン、私の保健室経営計画・・・聞いていてちょっと耳が痛くなるような、ドキッとするような内容もありました。もう一度このテキストを学校に持ち帰ってじっくりと読み返したいです。来年度の保健室経営計画に自分の思いをのせていきたいです。
・保健室に来たからには、何かひとつでも教える(ただでは帰らせないこと、改善策を行き着くところまで深く問い続けること)は意識してきました。子ども対象のときはいいのですが、大人向けになると説明下手で公開が苦手なので意図が通じていないことがよくありました。留めと放流とでもいうのかstep&goというか、間のとり方というか工夫して行きたいと思いました。パワフルな90分間楽しくエネルギー補充できました。
・「原点回帰」ということを思いたださせていただきました。日々の目の前のやるべきこと(仕事も家庭も)に追われて見失いかけていたと思います。察して動いてしまいがちですが、察して動かず・・・主語をつけた自分(その子)の言葉を引き出すように・・・ということを心がけたいと反省しました。待つことも大事ですね。(粘り強くコーチング的かかわりをしていきます。)
・歯切れの良い先生のお言葉すべてが、「ああ、そうだよな。」と思うものばかりでした。マニュアルに頼る若者を批判しがちですが、自分自身だって思いを言語化することなく思考せず、やりやすい実践に飛びついていたかもしれません。まずは、「子どもにどうなってほしいか」をもう一度考え、言語化すること、子どもとのかかわりの中で、未来へつなぐ質問をしていこうと思います。
・自分がどうして養護教諭になりたかったのか改めて思い出すことができました。様々な子どもがいて戸惑うことばかりですが、言葉に思いをのせて子どもたちに伝えていきたいと思います。コーチング的かかわりを通じて、スモールステップで子どもたちの未来を支えていきたいと思います。
・短い時間でしたが、大切なことをいっぱい教えていただきました。桑原先生の活動の根底にある「人生って色々あるけど、やっぱり生きる価値あるよね。」と子どもたちに感じてほしいという想い、まさに同感です。養護教諭になろうと思ったときの気持ちを忘れてしまっていましたが、もう一度未来のビジョンを明確にしていこうという意欲がわきました。言葉に想いをのせ、子どもたちの可能性を信じてかかわっていこうと思います。
・保健室って何をするところなの?という先生がいること、少しショックでした。(でも、自分もそうなっているかもしれない・・・)と心配になりました。養護教諭は1校に1人、その一人のやり方で、保健室の役割やイメージはできてしまうのだと改めて感じました。「子どもがピンチのときに来るところ」と思い、ある意味何でも屋となりつつありますが、子どもがどうなって出て行くのか学校全体の保健をどうしていきたいのか、しっかりとしたビジョンをもち、仕事をしていきたいと思いました。
・養護教諭としての原点をみつめるよい時間になりました。忙しい毎日ですが、子どもたちが保健室に来て何を得て帰って行くのか。言語化したいと思います。保健室コーチングのお話を聞いて非言語のコミュニケーションを大事に保健室経営をしていきたいと思います。
・桑原先生のお話はいつも現場の養護教諭の実態をよくご存じなので心に迫ってきます。今回は特に、言語の2万倍、非言語でコミュニケーションしているという言葉が心に刺さりました。学校が荒れていたとき、私たち大人は子どもたちに寄り添う心を持てなかった。それが子どもたちに伝わっていたんだと思います。コロナ禍を乗り越えるため教職員がワンチームになった今年、学校は落ち着き安定を取り戻しました。今日教えていただいたことを他の先生方にも伝えていきたいと思いました。
・コロナ禍で今年度研修会や講演会もなかったので、今日のお話はとても勉強になりました。より具体的にお話しいただけたので、自分を振り返り、原点を思い出し、これからの保健室経営に役立てようと思います。子どもの存在を認め、ちょっと「察して動かず」子どもたちのためにがんばろうと思います。
・採用試験で聞かれた「どのような養護教諭になりたいか、どのような保健室にしたいか」が日々の忙しさで薄れていたと気づきました。与えられた仕事をこなさなきゃと駆け足で過ごしてきた今までを振り返り、これから自分が子どもたちのためにどんなことをしていきたいかを大切にしていこうと思います。
・自分がなぜ養護教諭になったのか、子どもたちにどんなかかわりをしてどんなメッセージを伝えたいと思っているのか?この質問が心に深く刺さりました。身体の奥の方から湧き上がってくる熱い思いをきちんと文字に残して、目につくところに貼っておく必要があると思いました。そして、常に自分の思いを揺らがないようにしながら、その思いを言葉にのせていける養護教諭でありたいと思いました。
・自分自身の保健室経営や子どもとの関わり方を考え直すことができるお話でした。メンタルが弱い、ネガティブと言われる子どもたちが、様々なことを乗り越えてしなやかに生きていけるような支援をしていきたいと実感しました。言葉に想いをのせる、無意識のコミュニケーションを大事にすることをぜひ明日から心がけたいです。
・桑原先生のお話は日々の私の保健室経営を見ているかのような、とても役に立つお話でした。養護教諭としてのコアコンセプトを明確にすることの大切さそのこつと方法がとてもわかりやすかったです。保健室コーチングのアプローチ法について事例を交えて教えていただいたので、子どものタイプに合わせて選ぶ、組み合わせていくことを明日からの執務で実践したいと思いました。
・子どもたちにかける言葉かけで、こどもの心が動かされる、ということを改めて感じ、その理由も分かった気がします。子どもは敏感な心を持っていると思うので、表面からだけでなく、その想いを言語、非言語のコミュニケーションで伝えられたら、と思いました。日々の忙しい日常の中でも原点を改めて振り返り、大切にしていきたいこと、伝えていきたいことを心にいつも忘れずにとめておきたいです。
・90分の時間の中で、保健室経営のこと養教としてのこと、今までの自分はどうであったのか、今の自分はどう考え子どもと接することができているのだろうかと改めて振り返ることができました。コロナ禍で目の前のことに振り回され、本質を見失ってしまいそうなときも、未来のビジョンを明確にしながら、仕事に取り組んでいくことが大切だと思いました。
・自分を振り返る時間となりました。保健室来室の子どもたちになるべく語らせるようにしていますが、自分も「想い」をのせた「言葉」を語りたいと思います。今の私は全面に優しさを押し出して子どもと接していませんが、個々の生きる力を伸ばすために、察しても「だから~」と言っている私でいいところもあるのかなと思いました。保健室コーチングも担任、生徒指導のあり方も基本はその子のどんな未来を目指すかで同じ。共通歩調で進みたいです。
・今朝も遅刻してきた子どもに何をしていたの?何で?と言ってしまい、反省しました。ことだまを大切にしたいと思います。先生の言葉の重みに考えさせられ、今後、気をつけ精進したいです。
・保健室コーチングについて学校で様々な問題を抱える児童とかかわる上で「問題は成長のチャンスとして次に同じことが起きたら自分で対応できるように」「失敗はうまくいかなかったという経験」というスタンスは忘れないでいたいです。
・やっつけ仕事で今日保健便りを作ってきたことを反省しました。保健室経営計画を学校に帰ったらさっそく見直します。無意識の大切さ、具体的にお話くださりよく分かりました。また、「なんでなんで攻撃」のお話は、入学説明会で保護者のかたに伝えられるかもと思いました。
・15年くらい前のことになりますが、ある子育ての雑誌の中に「先回りのお膳立て」という言葉を見かけたことがありました。聞いただけで深く考えもせずに過ごしていましたが、その奥行きの深さを知ったのは桑原先生のお話を聞いたときでした。今更ながらですが、もしも15年前に「先回りのお膳立て」について試行錯誤していたら、もっと主体的に生きる子どもたちを世に送り出すことができたかも……と思わないでもないですが、人には巡り会わせのタイミングがあるのだと感じています。昨年からの新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、正直言って何度か自分を見失いそうになっています。でも、人の笑顔を想像しながら行動することが私の目標です。桑原先生にはあらためて「養護教諭としての育て直し」をしていただきました。 なぜそれをやるのか問い続けながら、養護教諭の道を歩んで行きます。
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