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受講生の声

「今の自分を受け容れ、どんなことにも向き合う」と覚悟を決めて参加した。

【保健室コーチングトレーナーコース2期3講 感想 K先生 新潟から参加】

 

 

1 OSの更新が必要なのは自分

今回一番強く感じたのは、「OSの更新が必要なのは自分自身」

ということだった。

 

・「思考のシフトとOSの更新がなぜ必要か。」の課題について、みなさんの発表を聞き、

「またやってしまった。」と思った。

というのは、2年前に受けたレジリエンスコースでも、

言葉の説明にこだわり、伝えたいことが伝わらなかったことを思い出したからだ。

2年前に振り返りで書いていたのに、何も変わっていなかった。

今回も、姫先生から提示された言葉をどう説明するかに意識がいっていた。

それで、言葉の意味を一生懸命調べ、それを並べただけであった。 

他のみなさんは、相手に何を気づかせるのか、どういう思考の変化を起こすのかを考えていた。

私と視点が全く違っていた。

 

新たな学びをしているのに、生かしていなかった。

「思考のシフトとOSの更新がなぜ必要か。」の課題で、

私は、ターゲットの状況を具体的に考えておらず、単に養護教諭向けの内容かな?

と軽く考えていた。

しかし、

どんなに短い内容でも、しっかりとターゲットの現状から、

どんな変化を起こすのかを考える必要があることを実感した。

マッピングを学んだのに活用せず、これまでのなんとなくでやってしまった。

 

・私は、伝えたいことをいろいろと盛り込みたくなってしまう。

しかし、シンプルに、伝えたいことは1つにしぼった方が伝わるということが分かった。

さらに、自分の体験からの事例は、実感を伴ったものになるので伝わりやすいことも分かった。

このように、今までやってきたやり方を手放せないでいる自分がいることに気付いた。

これが、私の今までの思考パターンなのだ。

「私たちの価値観や思考を、時代に合わせてシフトチェンジしていく必要がある」

などと説明していながら、

思考のシフトチェンジが必要なのは、自分自身だった。

 

1月末の全校朝会で講話担当になっており、

インフルエンザの予防についての話をする予定にしていた。

当初私は、昨年度の話がいい感じにできたので、

そのまま使おうと思っていた。

 

しかし、今回の反省から、これではいけないと思い、

子どもたちの現状を、構成シートでもう一度考えてみた。

考えてみると違うアイデアが出てきた。

 

15分程度の内容だが、最初から考えなおし、マッピングにしてみた。

その結果、他の職員の協力があると効果的だと考え、協力を依頼して実施した。

実施後、子どもたちの反応があり、行動に変化が見られた。

 

特別変わった指導方法ではなかったが、

子どもたちにとっては必要な情報だったようだ。

伝わるとはこういうことなのだと思った。

 

今までは、ついつい自分のやりやすさを優先して、

相手のことを無視していたのだと思った。

これから「誰のためか」を常に考えて取り組んでいきたいと思った。

 

2 自分を知り、自分の体験を理論につなげる。

 これまで学んできた保健室コーチングについて、

自分の体で感覚的には分かる部分があるが、それを言葉で説明するには、

まだまだ取り組む量が足りないと思った。

「8フレームアウトカム」での説明でも、抽象的な言葉を、

自分の体験からの具体に置き換えることがやはり難しい。

「これだ!」というものが全く出てこず、モヤモヤするばかりだった。  

 

「保健室コーチングとレジリエンス能力獲得の3つのステップ」についてのまとめ方も、

なんとなく表にすると分かりやすいかなとまでは考えたが、

一つ一つがばらばらで、関連させてまとめることができなかった。

 

みなさんのまとめ方を見て、人それぞれで違い、なるほどと思える点がそれぞれにあり、

とても参考になった。

しかし、自分自身で、地道に思考錯誤しながらまとめていかなければ、

自分のものにはならないと感じた。

どのやり方がいいのかも分からないが、

人に伝えるためには、自分の体験とつなげて理論的に説明ができるようになりたいと思った。

 

今回、トレーナーコースの課題に苦戦し、中途半端のまま参加した。

参加するまでに、自分の中で思考が揺れ動くのを感じた。

 

課題に向き合うと、相変わらず正解を求めたくなる。

そして、そこにたどりつかない自分を「だめだ。」と思い、落ち込む。

「こんな自分が学びに行っても意味がない。」と。

やがて「参加できないかもしれない。」などという思考が現れ、

頭のどこかで参加できない理由を探し始める。

どんどん出てくる妄想。

こうやって、自分でブレーキをかけていくのだなと思った。

 

しかし、ここで、自分を客観視していることに気付いた。

そして、レジリエンスコースの課題で、「自己肯定感」について考えてきたので、

「どんな自分も自分なんだ。」

「『だめだ』と思っている自分も自分だから、いていいんだ。」と思えた。

「そんな自分も受け容れて、現実と向き合うしかない。」という思考に変わった。

 

この時はまだ、「向き合うしかない」という表現だった。

その後も、「失敗ではなくフィードバックがある。」

「学びのチャンスだ。」や「でも、できない自分と向き合うのは怖い。格好悪い。

」などの感情が行ったり来たりしていた。

 

これまでの自分は、「うまくできる自分をみせたい」のだと気づく。

そして、今もその自分は出てくる。

 

こんな感情を繰り返しながら、

最後は、「今の自分を受け容れ、どんなことにも向き合う」と覚悟を決めて参加した。

決めると強い自分がいた。

 

保健室コーチングを学び続けていなかったら、

とっくにやめていただろうなと思った。

自分のレジリエンスは高まっていると認識した。

落ち込んだ時に、

自分を客観視できることや「自己肯定感」で、自分でどんな自分にもOKを出せることが大きいと感じた。

 

「レジリエンス能力獲得のステップ」を見直し、自分の体験と理論を結び付けるヒントが見えたようにも思う。

モヤモヤは残っているが、やはり自分を通して学んでいくのだと思う。

日々の出来事での自分を見つめながら、保健室コーチングの理論とつなげながら考えていきたい。

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