【高校教諭 Oy先生(石川県)の感想と気づき】
この3講は、これまで学んできた事を整理するために、
そして自分の学んできたことをこれから実際に生かすために学ぶ時間にすると決めて参加した。
宿題の指導案もこれまでの「とりあえず出す」ではなく、
「やるからには使える指導案にしよう」と思い取り組んだ。
指導案提出前に実際に授業もやってみた。
プランをたて指導案をつくる過程で自分の癖である「盛り込み過ぎ」をしている事に気付きながらも、
「どれも伝えないと理解されないのではないか」という思い込みで授業に臨んでしまった。
その結果、生徒は次々に伝えられる事についていく事でいっぱいになりながらもワークに取り組んではくれた。
しかし冷静な生徒の感想では、この授業に意味があるのかという指摘もあり、
3講の中で授業の問題を見つめるために参加したのだ。
3講で共に学ぶ先生方の授業を見ながら、自分の授業の問題は
「この授業で私は何を1番伝えたいのか?」
「生徒の変化を予想し、そのために必要な方法を考えた?」
「この授業を受けて生徒は変化を実感できるのか?」
これら授業の要が抜けていたのだと気がついた。
保健室コーチングを学ぶ中で何度も言われてきた 「想い」。
自分は授業をすることで生徒がかわる姿、結果ばかり想像していたが、
本当に大切なのは生徒自身が自分の変化を実感できる、そのための授業を目指していなかったのだ。
「ああ、またやってしまった。」と、
これまでの自分なら、このような状況を招いた自分を攻めて落ち込むというパターンに陥るのだが、
不思議と「では、どうすればいいのだろう?きっと違う方法はあるはず!」という想いが沸き上がってきたのだ。
2日目の指導案を検討していく時間では、
小学校の先生方が子どもの未来を思い描きながら作成された指導案に
「これを子どもたちが知ったら、様々な問題に直面してもやっていける」と思うと自然と力が入った。
簡単に解答は出ないが、一生懸命に子どもたちを想い作られた授業案、先生方の想いに感動した時間だった。
ワークの中でも「指名されないように」「目立たないように」がいつもの自分スタイルだが、
気付いたら自然と挙手していたり、「うまく話すより今伝える事に集中!」など、
これまでにない自分の変化に驚きながらも心の中で「これもレジリエンスか?」とおもいながら
あっという間に3講は終わった。
学ぶごとに深くなるこの学びをもっと自分のために大切にしていきたいと心から思う3講だった。
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