ベーシックを終え、あっという間に2か月経ってしまいました。
広島2期ベーシックでは、回を重ねるごとに会場に入って来られる先生方の声や表情が変わってくるのを目の当たりにし、
こんなに変わるんだと驚きました。
今週末にはいよいよアドバンスコースとなります。
広島や山口で出会った先生方と、また学べるのがとても楽しみです。
もともとは、育休から復帰後心もとなく、
仕事をするうえで何か自分の中に支えとなるものが欲しいと思い、受講しました。
入門コース、ベーシック、さらにはアシスタントとして
何度も何度も繰り返し学ばせていただいた上で、
テキストの最初の「What’s do you want?」に書いたことが実現してきているなと思います。
そしてそれに「わあ、びっくり!」ではなくて、
自分自身がRASを働かせてここにたどり着いたんだ、ということが、とても嬉しいです。
今日ふとテキストをめくったとき、
「体感した未来は現実となる」とメモしていました。
今の自分の何かにヒットしたのか、心が震えました。
望む状態をどのようにイメージして、どのようにアソシエイトするかによって、
人生が変わると思うと、どのように内的経験をするかがとても重要なんだろうと思います。
だから、ぼんやりとアドバンスを受講するのではなく、しっかり目標を定めて受講します(つい、したいです、と書きそうになります)。
臨時採用の期間を含めると、養護教諭という仕事を始めて、けっこうな年数が経過しました。
それなりにやってきたつもりですが、結局「つもり」でした。
今までずっと「思い込み」「解釈」に耳を傾けていたなと思います。
最近は、「ちょっと先生、話聞いて。あのね、ずっと前にね・・・」と随分遡る話を最初から聞いていては時間もないので、
脳科学的傾聴を意識して、「要するに、どういうこと?」と聞くと、
私が思う「要するに、きっとこういうことなんだろうな」とは全く違ったことが出てくることが多く、
本人の「解釈」に対して、私自身も「解釈」で聞いていたのだなと気付きました。
今まで、生徒に寄り添い話を聞いていたつもりでしたが、思い込みを深めていただけだったな、
でもまだあと20数年ほど残されている今、それに気付けてよかったとも思います。
今日は、体調不良を訴えて来室した、クラスでもおとなしいタイプの生徒に、あるあるレンジャー(カード)を使って対応しました。
今まで、使いこなせる自信がなくてあまり使っていませんでしたが、この生徒にはきっとこれだ!と思い使いました。
あまり人に見せたくない自分も、「レンジャー」にすると「こういう自分もいるなあ」と客観的に見られるのですね。
最初は「自分を変えたい」と話していた子があるあるレンジャーをする中で、
「変えたいと思っていたレンジャーは、実はもっとみんなに見せたいレンジャーだった」ということに気付いたようでした。
退室するときに、「こんなに自分のことしゃべったの初めてです。すごくすっきりしました。」と
とびっきりの笑顔を見せてくれました。
こういう笑顔を見たくて、この仕事を続けているんだなと初心に帰ることができました。
振り返ってみると、この仕事を始めたきっかけは、
「自分自身がつらい経験をしたから、それを助けてあげられる人になりたい」と思ったからだったように思います。
よく考えてみると、複数配置の学校のときも、常に私の前には「助けてもらいたい」生徒が来ていました。
(その宣言通り)一生懸命やっていたつもりでしたが、自己満足していただけだったなと思います。
無意識で宣言していたのですね。
元気になってほしいというよりは、「つらい、という気持ちを引き出した自分」になりたくて、
つらい感情にアソシエイトさせていたと思います。
今後は、「助ける」「助けてあげる」ではなくて、生徒に強く生きていくたくましさを身に着ける力を付けられる養護教諭になります。
先日、約2年後に地区の事務局が現在の勤務校に来るという連絡がありました。
その翌年には、おそらく10年目経験者研修があると思います。
何か、今までの総まとめというか、保健室コーチングを通じていろいろなことに気付き始めている中、
この時期に大仕事が来ることの意味を感じています。
どんな未来を現実にしたいかしっかり考えて、取り組んでいきます。今後ともよろしくお願いします。
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