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受講生の声

私は養護教諭の仕事が好きだ。本気でこの仕事をしたいのだ。

【ハートマッスルレジリエンスコーチ養成第2期 第1講の感想⑲】

 

 

 

私が保健室コーチングを知るきっかけは

 

「養護教諭の現場力」(桑原 規歌著)の本だった。

 

ある研究会の書籍コーナーで本書を手にとり胸が躍った。

 

 

私は養護教諭の仕事が好きだ。

 

好きな仕事に付けた事、続けられることに感謝しているがなぜか虚しい。

 

養護教諭の仕事を通して何をしようとしているのかと問いかける本書は、

 

まさしくいつも自分が自問自答していることだった。

 

そのことを言葉で表現している本書に感動したことを

 

第1講で改めて思い起した。

 

保健室経営ビジョンが一番学びたかった。

 

このためにこのコースまで進んできたのだ。

 

本気でこの仕事をしたいのだ。

 

第1講では、自分の仕事の方向性を定めるために様々なワークを行った。

 

自分が一人の人間として大切にしていることを言葉にする作業は、

自分と向き合い、自分の在り方を問う時間だった。

 

 

実はアドバンスを学んだ後、

ある生徒が施設に入ることになり、児童相談所から性教育を依頼された。

 

 

その際に、私が生徒に一番伝えたいことは、

メッセージビデオにして映像とことばで伝えることにした。

 

メッセージはその生徒のために送ったものだったが、

その言葉は全ての生徒に伝えたいことであり、

今の自分が一人の人間として大切にしていることだと

第1講の「30秒エレベータータッチ」のワークで気づいた。

 

 

自分のめざす保健室経営の方向性の1つが見えた気がした。

 

第1講の中で紹介された保健室経営計画を書くためのワークシートは、

ビジョンが明確になってから1年後の保健室経営にたどり着くまでに、

2枚のマッピングをされており、

実践する時のよりどころになる根拠が示されていた。

 

日々の執務が何につながっているのかがわかり、

さらに具体的なそれぞれの実践のゴールに一貫性がみられた。

 

そして、保健室経営計画に記されたシンプルな表現は

十分に練られたからこそ出てくる言葉なのだと思った。

 

まずは薄っすらと見える自分のビジョンをはっきりさせたい。

 

講義にあった「自利がそのまま利他である」という言葉が心に響いた。

 

自分の情熱を突き詰めていくと、自分だけでなく、他の人のためにもなり、

結果として大きな何かに貢献することになるという。

 

自分の内側からでた願いを突き詰めていけばいいのだと思えた。

 

伝わるのプレゼンワークは、

伝えた内容で相手が納得できるかどうかがポイントだ。

 

相手の視点に立って考えることが非常に重要で、

話し方も相手の立場に立って組み立てるのがポイントと学んだ。

 

以前、職員会議で『担任による健康観察の実施』を提案した際のことを思い出し

ワークの枠組みに整理してみた。

 

 

②ベネフィットは

「担任による健康観察で子どもたちの心や体のサインを早期発見できる」

「記録することで教育相談や生徒指導に活かせる」

 

③プレミスの背景は

「保健委員による冬のかぜ調査では、年間を通したさまざまな感染症予防対策につながらない」

 

④相手の納得材料は

「学校事故で裁判になった時、担任が朝、生徒の健康状態を把握していたかどうかが争点となった事例がある」となった。

 

実際、この提案で担任の反応があったのは④の部分だった。

 

学校事故の裁判に健康観察が使われることをはじめて知ったと、会議の後の炉辺談話で話してくれた同僚もいた。

 

伝わるのプレゼンワークをしてみて、

自分の伝えたい願いは他人にも貢献することであり、

これも「自利がそのまま利他である」と思えた。

 

相手の立場に立って組み立てた話し方を日常でも意識したいと思う。

 

授業と行事の設計では、企画する側の人間観が土台になることを学んだ。

 

子どもが変化するためのシナリオマップの作成では、夜の塾の帰りの男女交際について

保護者から心配の声が学校へあったばかりなので、男女交際を切り口にして自分の未来を創る授業を考えた。

 

シナリオマップをつくるうちに、

ゴールが未来に向けた感情、行動に変化する内容に自然となった。

 

子どもたちの変化を中心に考えていくとアイディアも生まれやすい気がした。

 

スキルを学ぶのではなく思考法を学び、

自分の言葉で本当に大切なことを伝えられるようになりたいと思う。

 

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