保健室コーチングアドバンスコースには、一般教員の方もベーシックコースに引き続きご参加くださっています。
特に、中学、高等学校の先生方にとっては進路指導や学習指導に即活用できるということで、
非常に喜んでいただいています。
ここでご紹介する受講感想も、高校の一般教員のH先生から頂いたものです。
【H先生の感想】
ベーシックでの自分自身の大きな「気付き」や「変化」を受け止めた後のアドバンス講座。この先には、一体何があるのだろうか、というワクワクとともに始まった。
アドバンス1講では新規に新たな内容を学ぶというわけではなく、ベーシックの学びをじっくりワークで体感し、自分に落とし込むことで深めていく。不思議なもので、同じワークでも自分の感じや関心の方向に変化があった。ベーシックからアドバンスまでの約2カ月の日々は、正直変化を意識した行動はできていないのだが、それでも学ぶことによって無意識の領域が以前より減ってきているのかもしれないなあと感じるスタートだった。
今回は、ワーク(サブモダリティチェンジ・スタジアムビューイング・タイムライン・未来のイス)での感じ方の違いが、VAKの特徴が明らかにみられたのが印象に残っている。なかでも、忍法感情変化のワークで、Vタイプは現実的な物体が体から出て、Kタイプは「ドロ~とした」もので、Aタイプは出てくる音を変えれば大丈夫というシェアが印象に残った。VAKに代表される「感覚の違い」の面白さや深さの再発見であった。眼前の出来事をどう感じてどう認識するかということは、無意識のこの感覚の違いに影響されている。自分自身もこの潜在的なものでかなり左右されているなあと実感。こうしたシェアは現場で実践する際も、参考になる。
また、カウンセリングとコーチングの違いを理解することも大きかった。現在、高校の担任をしているので日々の取り組みとしてはコーチング中心のアプローチを行い、目標設定や自分で決めるということを繰り返し伝えている。それでも、うまくいかず、壁にぶつかっている生徒には問題解決を含めたカウンセリング的関わりも必要だと思う。
ただ、この3年間保健室コーチングをベースとしたクラス運営を行っているが、日常的にコーチング的関わりをすることによって、身体的・精神的不調の訴えやそれによる不登校、顕著な学習不振は確実に減ったと思う(主観ではありますが…)。個人的にはコーチングにはカウンセリングが必要になる事態とならない予防的な要素もあると感じている。
だから、「レジリエンス」という現実に対応していく力の育成という視点には「そうです!まさにこれです!」と心の中で叫んで納得した。近い将来、現実に社会に出ていく高校生が、セルフコーチングやセルフカウンセリングができるようになるといいな、とイメージしている。
最近の実践で、夏休み前半にクラス全員に8フレームアウトカムを面談形式で行ったが、夏休み後に、夏季休業中の学習時間としては、ここ数年では突出した平均学習時間という結果が出た。(自主的な学習時間が増えたということです!)長い夏休み期間に目標設定することでモチベーションが維持できたのならば担任として非常にうれしいことであるし、効果はやはり生徒の力と変わる。こうした継続的な取り組みをデータ化できると面白いし、Vタイプの自分としては効果が目に見えることで、さらに具体的に理解が深められるかもと思っている。
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