保健室コーチング101 第3講『コミュニケーションの本質』感想をアップしました。
コミュニケーションは、言語のやり取りではありません。言語と同時に非言語もコミュニケーションをしています。
言語は、三次体験。省略、一般化、歪曲した結果です。感情にフォーカスするのではなく、その言語がどんな思い込みにあふれているのかを知ることが大切です。
②「想いの表現」について 養護教諭である私は、保健室をとおして「自分の想いを言葉で伝えられる子」を育てたいと思い、職員間でも、生徒にも、保護者にも、会議や説明会や保健だよりなどで伝えています。少しずつ確実に伝わっている実感があります。これまで、否定されること、ぞんざいに扱われることが怖くて自分を表現できない時期がありました。伝えなければ、伝わらない、誰か気づいて…では、妖怪「察し手」が出てくるだけで、何も変わらないことを痛感してきました。
③「言葉の正確性」について 自分なりの解釈は、果たして正しかったのか…表現された言葉、表に出る感情が違っているのではないか、分かち合いの中で「間違ったっ察しをしてきたかも」という発言に共感しました。 察しがよいのが、日本人の美徳として育ってきました。保健室コーチングの学びを始めてから、極めて察しの悪い大人でいようとしていますが、時々昔の(私に染みついている)癖が出てしまいます。受講生の中では、当たり前になってしまっていることを新しいメンバーが表現してくださることで、初心にかえることができ、感謝すると同時に、まだ学び始めたころは、そんなことに気づきもしなかったなあ、すごいなあ、自分も頑張ろう!と刺激を受けています。
最近起こるメールやSNSでのトラブルの多くの原因は「コミュニケーションミス」であると思います。文字だけでは、送り手と受取手で解釈のずれが生じることがあり、そこから険悪になるケースがよくあります。ビジネスメールでは文章や表などで形を残すことで便利性が高まりますが、子供同士の狭い視野での、まして隠れた部分でのやり取りでは、ずれに気付くことができずに遺恨を持ったままうつうつと過ごしていることがあります。これも経験値なのかもしれませんが、人が変われば考えもそれぞれであり、そこのすり合わせがの確認が大事であると、自分も含め、若い生徒たちにも伝えていきたいです。
今回の感想ではないのですが、8フレームアウトカムのゴール設定について、難しいと思ったケースがありました。 中2で学校・グループ、家族のことなどでいつもうつうつとしていて休みがちな生徒がいます。「無理やり(親に)登校させられている」と思っていて、最近心療内科でWISCを受けて「結果が出たら学校へ行かなくてよい」と結果を楽しみにしている(?)のです。 (そういうことではないのですが…) 来室した際に、何回か8フレームアウトカムを実施してみました。 「嫌な友達がいなくなる」「姉への仕返しをする」などのゴールもありましたが、 最近は「学校に来なくてよい」「学校を休む」というもので、そこからの焦点がなかなか外せない。確かに彼女にとっては、今一番のポジティブなゴールがそこなのだなと理解はしました。 私が何とかしようとは思いませんが(思わなくなりましたが)、一人のかかわる者として、もっと質問力をあげたいなと思いました。
また、姫先生がいつも話していること・・・・ 保健室コーチングを学んでいると、共通言語になることが多いけど初めての人にとっては「何それ?!」になるよと言っている意味もわかりました。X=Yのこと、事実と解釈をわけること、言語、非言語のこと…などなど、 知れたから気持ちがとても楽になった!とみなさん話していて。過去の自分もそうで、今の自分にとっても同じことを学んでいるはずなのに、あの時気づかなかったことが今回改めて101で学ぶことでこういうことだったのか、と発見していて。 最近は、学校で書いている保健だよりにマンネリ化を感じて筆が進まずにいました。 いや、待てよ。私にとっては同じことを繰り返している感覚になっていたけれど、生徒たちにとって、保護者にとって、先生方にとっては違う!よし、保健だよりに新たに挑戦してみよう!と思いました。さっそく、本日書きます。
2点目は脳が動く質問についてです。 「そんなの絶対できないよ」にはこれまでどんな返し方をしていたかなぁ?とふりかえると、「絶対?」「やる前から決めつけたらもったいないよ」「〜ならできるよ!」という意見や励ましだったと思います。これも相手の3次体験に自分の三次体験で返していたようなもの。相手の心には全く届いていなかったと思います。ワークで3つの質問をしてもらうことで自分で新たに答えを拾ってくることができました。質問によって、脳が一気にシフトして動き出したのを体感できました!さっきは「絶対できないよ!」と言ったことが、やってみたい気がしてきました。これまでも、行き詰まったり迷ったときに、尊敬するあの人だったらどうするか?と考えることがあったのですが、今日の講座で「脳は時間、空間、自他の区別がない。そこを動かすと脳が一気にシフトする」という話がありましたが、この問いかけも脳を一気に動かしてシフトさせていた問いかけだったんだなぁと思いました。 3点目は、同じ言葉でも意味はその人によって違うと言うことです。 省略、歪曲、一般化のコミュニケーションについて、講座の直後、わたしが普段、いかに雑な表現をしているかと思い知るできごとがありました。 講座終了後、遅い昼寝をしていた末っ子を起こすか起こさないか、夫に聞かれたわたしは「楽しよう」と答えました。寝ている間に夕飯も作りたいしできたら、ちょっと休憩もしたいから起こさずにいようという意味で言いました。夫はわかった!といって、起こしてきました。笑 これまで私が夕方は昼寝させないようにという方針だったので、夜に早く寝かせて楽しようという意味だと思ったそうです。あまりにわたしの言葉が雑すぎる例ですが、言葉にされていないそれぞれの体験や、前提が違うということを意識せずに、自分中心に言葉を発していることを思い知りました。全然相手を尊重していない…。「相手と自分は違う」「尊重」というキーワードにアンテナを貼って次の講座まで自分のコミュニケーションを観察してみます。
そして、この振り返りを書きつつ、ハッとしました。私は…スキルばかりを欲しがる人=ダメな人=姫先生があまりよく思っていないタイプ=私 となり、自分を嫌うことに焦点が向かっていたということに!私の中のある、気に入られたい!できる人でなければいけない!という超他人軸が出まくっていたことに!腑に落ちる感覚がなかなかわからなかったのですが、これかぁ〜とニヤニヤしてしまいました。(笑) 何度も姫先生が話してくださる原理原則、構造、本質。どうして、そこが大切なのか。まだまだ頭で理解しようとする自分がいますが、この気づきを大切にして、私なりに進もうと思います!
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