【保健室コーチングトレーナーコース2期3講 感想 W先生 山口から参加(再受講)】
今回の学びの中でのキーワードを3つ挙げて感想を述べます。
① OSの更新
② 無駄の大切さ
③ 安心・安全な学びの場と状態管理
① OSの更新
事前課題でOSの更新はなぜ必要かをPPTにまとめたものを、
講座で各々がプレゼンしました。
みなさん、保健室コーチング以外の学びや、
書籍やネットで調べた資料などからの情報も駆使して、
オリジナルに、自分のコトバでOSの更新の大切さをプレゼンされていました。
一つのことを説明するのに、
その背景にはその講師のたくさんの知識や学びが存在しており、
それがその人のコトバになっていくのだなぁ~と感じました。
「これはこういう風に説明するもの」と凝り固まっていた私でしたが、
姫先生がよく仰られる「自分のコトバで」の意味がこの学びで改めて附に落ちました。
OSを更新することの大切さを伝えようとしている私自身が、
実はOSの更新が必要だったことにも気づかされました。
また、自分が持つ知識や学びと、
伝えたい課題(内容)を冷静に対比して吟味しなければ、
伝えたい内容の本質がずれてくるという危険性があることも学びました。
PPT作成中は自分の中でヒットしたワードや内容を取り入れたいという思いが先走り、
勢いで作業を進めてしまいがちですが、
それを仲間でお互いにプレゼンして検討することで、
「これは自分が使いたいだけだったよね」とか
「この部分は要らなかったよね」などのシェアもでき、
各自が自分のパターンを冷静に振り返ることができました。
自分だけでなく、思考パターンにより、ストーリーを作る際に陥りやすい特徴も
お互いに分析することができた興味深い学びとなりました。
② 無駄の大切さ
事前課題3をシェアした際にも、
人によってまとめ方やまとめるまでの作業工程が違ったことに驚きました。
私はこの課題に取り組むに当たって、
どういう風にまとめたら良いのか定まらず、
試行錯誤を繰り返し、期限が迫っていることに焦りを感じ、
そんな自分を情けなく感じながらやっとの思いで課題を仕上げました。
しかし、聞いてみると苦しかったのは私だけでなく、
みんなも同じだったということを知り、
私だけではなかったんだと内心ホッとしたと同時に、
必要以上に自分にダメ出ししていた自分に謝りたい気持ちでいっぱいになりました。
「まとめ方は人それぞれ。自分の辞書になればいい」
「無駄と思うことをするのも大切」と言う姫先生の言葉に、
どんな風にまとめるのが正解なのかということに焦点を当てていた自分にハッとしました。
そして、よくよく考えてみると、
何度もテキストを読み返したり、繋がりや関係性を考えながらまとめ方を考えたりしたことは
「無駄」なことではなく、
それが自分の学びの蓄積と頭の中の整理に繋がったのだと感じました。
OSの更新のPPTを作成する際も、
皆さん、色々なことから説明されていましたが、
1つの事を完成させたり説明したりするにも、そこに行き着くまでの背景があるかどうかで
その人のコトバの重みがちがってくるということ、
直球だけでなく、カーブや変化球でも対応できるようになるためには、
一見、無駄と思える作業を地道にやっているかどうかなのだと思いました。
③ 安心安全な学びの場と状態管理
第1講からずっと感じていたことではありますが、
特に今回、「こんなこと言ったら発表者に悪いな・・」とか、
反対に「自分が作ったものに対して批判された」というような感覚がお互いに全くなく、
一つの課題にみんなで本気で意見交換ができる
安心・安全の学びの場が保証された空間であったことをとてもありがたく感じました。
普通の(一般の)研修会だったら、
人が作ったPPTやプレゼンを見て、単純に「すごい」「すばらしい」
で終わってしまうかもしれないところですが、
ここでの学びは、そのプレゼンで伝えたいと思ったことが本当に伝わるかということについて
真摯に向き合い、自分の思った事や感じた事、
疑問に思った事などを素直に意見交換してお互いを高め合う場となりました。
お互いの存在を認め合い、
受け容れている土台があるからこそ、
お互いの思考パターンや感覚の違いを確認しあえたのだと思います。
これが理想の学び合いなんだなあとつくづく思いました。
最後に状態管理について。
第1講からずっと私自身のこの課題に苦しんでいます。
もう大丈夫、もう大丈夫と思っていたらお試しのように事件が起こります。
注意しても注意しても、「どうして?」という事を日常でもやらかしています。
冷静に考えると気がつきそうなことにも気がつきません。
こんなはずではなかった、今までこんなミスしたことなかったのに・・という情けない状態です。
OSを更新せよということなのでしょうか。
折角保健室コーチングの学びに出逢ったのですから、自分を信じてしなやかに立ち直ります。
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