【HMレジリエンスコーチ養成コース3期1講 感想② T先生 千葉から参加】
1. 「虚」と「実」
私は今回再々受講で、何度も桑原先生の話を聞いているはずなのに、理解していない、
または思い出せないことがたくさんあり、何でだろうと考えながら、受講していました。
桑原先生が豪華客船と手こぎ船の話をしてくださったとき、他人事のように聞いていましたが、
後からじっくり考えると、
豪華客船には乗っていないものの、
その手前くらいのクルーザーには乗り降りを繰り返している私が居たと気づきました。
「虚」で生きていました。
上辺だけのスキルや研修を積み重ねたという実績だけで、自分を保っていたと思います。
だから、乾いたスポンジのように、隙間はたくさんあって、
そこに何か詰め込みたいのだけれど、浸透していかず、
理解がしたたり落ちることもなかったのだとイメージしました。
この受講で自分から脱皮して「実」を生きていけるよう、
考えることを繰り返し繰り返ししていきます。
そして、たくさんの水を吸収して、きゅっと絞ればしたたり落ちるくらいの言葉と体験をつなげていきます。
2. 教師としてのコア(願いの源泉)を掘り起こす
自分のコアをキーワードとして探していると、
「可能性を信じる」とか「先を読む」「人は人、自分は自分」が出てきました。
関わっている子どもたちに、このことを伝えたいと考えていましたが、
家に帰って再度考えてみると、
このキーワードは、自分に植え付けたい言葉だったのだと改めて思いました。
受講中、他の受講生の実践を聞いていて、
「授業シートを使って保健指導をやってるなんて、すごいなあ~。それに比べて私はできていない。」
と自分へのダメ出しをしていることに気がつきました。
結構、私は前向きな発言をしているとそれまでは思っていたのですが、
ものすごくコンプレックスが多くて、できていない自分を責めていました。
同じ受講生のN先生の言葉「開き直り」は自分にも当てはまり、とても心に残っています。
3. 子どもに育てたい力についてのチャンクダウン
子どもに育てたい力、私のテーマは「自分大好き力」「思い切り力」「目標設定力」でした。
前述のキーワードと同じで、
この力も実は自分に付けたいことだったのだと感じます。
自分では、「自分のこと好き」だと思っていました。
しかし、私の内なる声は、「だから私はダメなんだ。」とか
「もっと優しい養護教諭だったら、生徒に好かれるのかなあ~」とつぶやくことが多いです。
他には勝手に自分の中でライバルを作って(相手はライバルだとは思っていないのに)、
「あの人よりもできるのに」など考えていて、ドロドロです。
前向きな発言は、ドロドロな自分を見せないようにするための
防衛だったのかもしれません。
何でもできる私を理想に掲げていました。
チャンクダウンのペアだったS先生が、
「この育てたい力って私のことなんですね」とか、
「私のような子に伝えたいんだなぁ~」と言っているのを聞いて、
時には涙する姿を見て、
私よりも正直で、自己開示できている、さらけ出していると思いました。
本来なら、ベーシックコースやアドバンスコースで気づく人が多い中、
今更ですが、
レジリエンスコーチ養成コースでやっとわかった私です。
だからこそ、3期を受講する意味があったのだと考えています。
そして、変革できた時にすごいパワーがみなぎり、
子どもたちに伝える力も増していると思います。
第2講以降もよろしくお願いいたします。
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