【養護教諭 Ok先生(愛知県)の感想と気づき】
今年の4月に新しい学校に転勤し、
「なんだかずっとアウェイ感を感じている。中々なれないんだよね~。」と
言葉にしている自分がいた。
自分の周りの環境が、新しくなった時に、その環境になれるのに時間がかかる、
溶け込むことができない自分がいる。
それは、長年自分の中で作られた、思い込みのひとつだと思った。
十数年前に、構成的グループエンカウンター体験コースに参加した時、
自己概念カードというエクササイズを行った。
「私は、○○な人です。」自己概念を画用紙に書き、グループでシェアリングをした。
私は「情に熱い人」「慣れるのに時間がかかる人」と書いた。
グループのひとりに、「慣れたらどうなるの?」と質問された。
「自分の思ったことを話すことができて、いい関係を作ることができるんです。」と答えた。
「じゃ、今より3分だけ早くなれるようにしたら・・・」と話してくださった。
その時、なんだかストンと心の中に不に落ちた気がしたのを覚えている。
気づいたはずなのに、なれるのに時間がかかる人を続けていた。
なんてめんどくさいやつなんだ。
レジリエンス2期でも、同じことが起きていた。
すでに、なんらかの関わりのあった人たちとは、話ができるが、
自分から話に入っていくことができず、なんとなく孤独方向に自分を振っているところがあった。
人から、どう思われているのかが気になり、自分を出せない。
何か言われたら・・・受け入れてもらえなかったら・・・
嫌われたくない。否定されたくない。自信がない。
だから、少し距離を置いて、引いてしまっている自分を見つけた。
保健室コーチングで、どんな自分がいてもいい、どんな自分も受け入れて、自分を信じてと、
何度も学んできているのに・・・
頭ではわかっていても、できない、弱い自分を見せることに対して抵抗があることに気がついた。
3講では、やっと心がほぐれてきたのか、今まで話しをしたことのない先生方と話をすることができた。
また、全員の前で、発表する機会があったり、紙芝居を読む機会を与えてもらったり、
グループの話し合いでも、いろんな方とグループになって、意見交換でき、
少し自分と向き合うことができた。
まさにスモールステップ、自分と向き合い、自分がやろうと決めて、
やりきることを繰り返していくことが、自分の変化につながると思った。
NHK朝ドラ「わろてんか」のセリフの中に、
「覚悟を決めなはれ、やりますのんか?やらしませんのか?」と言っている場面があった。
私自身に言われているように感じた。
自分を信じて、等身大の自分で、コツコツと前に進んでいこうと決めました。
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