「伝えたのか、わかってほしいのかという問いにハッとしました」養護教諭研修会　感想

三重県S市で養護教諭の先生方向けに研修会をさせていただきました。感想を頂きましたのでご紹介します。

・桑原先生のお話を聞けて、自分の仕事を見つめなおすきっかけができました。ずっと自分の中で仕事をしていて、もやもやしていたのですが、桑原先生にズバッと私のことを言ってもらえたことで、何にもやもやしていたのか少しずつ分かりました。もっと話を聞きたいくらいあっという間に過ぎていきました。先生の話にあった「伝えたい」のか「わかってほしい」のか「受け容れてほしい」のかという話で、まさに私は自分本位の「わかってほしい」「受け容れてほしい」でした。だから落ち込んでしまうんだとハッとなりました。これからそれを手放し、「伝えたい」ことを大切にして仕事をしたいと思います。また、しっかり何事にもただがむしゃらにこなすのではなく、目的地、行き先を明確にし、しっかりそれに向かって何をしなければいけないかを考え、行動できる養護教諭になりたいです。いや、なれるように今日から思いつきの行動をやめます！今までの自分の働き方がいかに目的、未来のビジョンをみていなかったと本当に痛感しました。いつもこのままでいいのかと思いつつ、自分から目をそむけて、ただ目の前の仕事をこなしていた自分にさよならできるきっかけをいただけました。本当にありがとうございました。こんなにも心が動かされる研修会に参加できて本当によかったです。

・大変充実した時間であり、自分自身の糧となる時間でした。本当にありがとうございました。「一貫性を大切に」という言葉がとても心に残りました。掲示物・保健指導において真新しいものを取り入れていこう！と考えてましたが、しっかり完成イメージを持ち、目的へと設計図をもとに進んでいくことが大切であると気が付きました。何のために取り組みをするのか、どういった手順で進めていくのかを明確にしていきたいと思います。貴重なお話を本当にありがとうございました。

・「子どもたちの力を引き出す」手法に、また一からやり直しが必要だと感じる時間でした。自分の中の無意識的に発する伝え方が、相手には、そんな感じを与えてしまうのだと．．．また、違う感じ方を改めて教えていただきました。なかなか自分の中にある感じ方や考え方がうまくまとまらず、また、教えていただいた手法やスキルにより、子どもよりも、まず「自分自身がどうしたいのか」を考えなおす時間となりました。ありがとうございました。

・「どこの学校に行ってもビジョンは変わらない」というところに「はっ！！」と思いました。今までビジョンがないのに、前の学校と同じようにできないことに苦しさを感じることがありましたが、ビジョンが明確になれば、やり方を変えることが苦しくならないと思えました。今までどうせこの学校ではできないとあきらめていたところがあったけど、この学校ならこんな風にやってみようと思えそうです。「伝える」のワークで、少しひいてみんなを見ることができ、「決める」と思った瞬間、顔つきや目力、姿勢などが変わった姿に改めて「すごい！」と思いました。研修が終わって空調代を支払いにいったところ、窓口のおじさまがけっこう強い口調で「領収書のあて名、こんな長いの書かんとあかんのか！」と申されました。「カチン！」ときたのですが、「私は領収書を書いてもらうために伝える」と決めて「お願いします」と言うと、おじさまの雰囲気が柔らかくなり、最後にはめっちゃフレンドリーな感じになり、気持ちよくわかれることができました。「決める」のパワーを最後に自分も感じることができてよかったです。今回、先生に来ていただくことができて本当によかったです。ありがとうございました。

・今回の研修会で、仕事における明確なコアコンセプトが一番のベースで、一番大事というところが、印象にのこりました。保健室経営計画についても、作りっぱなしなっているので、もう一度見直しをしようと思います。桑原先生のお話しにあった、一貫性のある取組を目指して、がんばってきたいです。すてきな時間をありがとうございました