今回、アシスタントとして参加させていただきました。
約1年前に受けた第1講を再度受講してどう感じるのか、どんな方が来られているのか、
ワクワクしながら参加しました。
福山の速習コースに来られていた方も参加されていて、とても嬉しかったです。
参加者の方も、最初は緊張感がある様子でしたが、
ワークや姫先生の講義を聞いている最中の「ハッ!」という表情が印象的でした。
◆苦手な人にものを頼むワークで職員会提案でも変化が起きた
今回私がとても印象に残ったのは、「自分の中でしっかり決めて、他人に物を頼む」ワークです。
前回受けたときは、頭で物を理解しようとしすぎていたのか、
あまり印象に残っていないのですが、
今回、相手役から下手に出て物を頼まれたときの居心地悪さを強く感じました。
それと同時に、日頃何か仕事を頼むときに、
「とりあえず下手に出ておけばいい」と思っていた自分に気づき、
下手に出とけばいいってものじゃないな、相手にこんな不快感を与えるのなら今後はやめようと思いました。
また、「批判されると力が抜ける」ワークの際に、先生が言われていた
「養護教諭は一人職種だから、
批判的な意見が出ると途端にやめようって思ってしまいがち。
批判されても強い思いを持ってやったら目標に到達できる」
というような話を、受講後の仕事の中で何度も思い出しました。
そして、先日、学校で性教育講演会を開催しました。
毎年似たようなテーマだったため、自分の中でのねらいを持って、これまでとは少し違った視点でテーマを決めて行いました。
教職員向けの事後アンケートで、少し批判的(とまではいきませんが)な意見も上がっていましたが、
「ひとつの意見」として捉えはするものの
「批判された」というような落ち込みはありませんでした(以前ならしていたかもしれません)。
意見と、自分自身が受け入れられたかどうかは別というお話がとても印象的に残っています。
自分はK(体感覚)が強いと自覚しておりますが、頭ではなく、講座を受けているときも後でも、
体で感じることで「腑に落ちた」二日間でした。
◆VAKを日常で実感できるから面白い!
私の中で、VAKの話は何度伺っても発見があり、
日常の自分の行動や夫婦間でのやり取りの中でも感じることが多く、本当に面白いです。
そんな中、先日、岡山まで高速1時間かけてランドセルの展示会へ行きました。
会場で、色を見比べたり機能性について説明を聞いた上で、最終的に決定したのは、
実際に子供が背負った姿を見て「ピンと来たもの」でした。
きっとこの「ピンと来た」で決定するのもKの特徴なのかなあと帰り道に思っているときに、
ふと
「わざわざ高速1時間かけてまで、実際に背負わせに行く」こと
自体がKなのかな、面白いなあと感じました。
◆子育てでの言葉がけも変わった。
保健室コーチングを学び始めて、
自分の子どもへの声掛けも変わってきているように思います。
たとえば、お茶を入れたコップを運んでいるときに、「お茶をこぼさないようにね」ではなく、
「コップを二つの手でしっかり持とうね」と言うように意識しています。
わが子は、発達障害の診断を受けておりますが、
そういう特性を持つ子どもにも、コーチング的な声掛けはとても有効であるように感じます。
「こぼさないようにね」だと、じゃあどう行動をすればいいのか分かりづらく
それこそ「こぼす」ことに意識が向くのだと思いますが、
「両手でしっかり持ってね」と表現することで、
具体的に自分はどういう行動をすればいいのか分かりやすいのではないかなと思っているところです。
そう思うと、私たちは教員としても親としても、
日常的に生徒や子どもに対して、注意なり指導なりした際に、
「自分はちゃんと言ったのに、あいつは分かってないな」自分の言い方には自己満足して
相手を批判してしまいがちのように感じますが、
「こういう言い方をすると、相手がどう受け取るか」
「相手がどういう理解の仕方をするか」にまで意識して言葉を発しないと、
本当の意味で伝えたことにはならないな、
相手が分かっていないのはこちら側の責任だなと反省しました。
◆毎日の宣言で子どもがプールの顔付けができた!
また、小さな実践(実験?)報告です。うちの子どもは年長ですが、
プールでの顏付けがまだできません。
そこで毎朝「プールで顏付けができました!」と言うようにして1週間ほど経ったころ、
昨日ほんの一瞬ですが顏付けができたと、子どもが嬉しそうに教えてくれました。
「最初できんかなーって思ったけど、やってみようかなーって思ったんよ」と話していました。
RASが働いたから?
言語化することで、意識下に出てきて、それが実現された、ということ?
とにかくすごい!と感動しました。
不安になりがちなうちの子どもにとって、
この「やってみたらできた!」を積み重ねていく経験が今とても大事なので、
「やってみようと思う」ために、「できるかな?」ではなく、
「できたらどんな気持ちになるかなあ?」と出来たときの気持ちにアソシエイトして、
ワクワクすることを日常的にしていきたいなと思います。
そういう経験を積んで育った子どもは、どんな人生を送るだろう?と思うと、親としてもワクワクします。
◆悲劇のヒロイン思考から脱却
私は、若かりし頃、何かのスタート地点に立った時には、
なぜか必ず「巨人の星」のテーマが頭の中で流れていました。
今考えると、「うまくいかなかったらどうしよう」というイメージが先に立ち、
うまくいかないという内的体験を毎日毎日ひたすら繰り返していたんだと思います。
もちろん現実も上手くいくわけもなく、
「なんで私ばかり」「つらい、しんどい、私ってかわいそう」と悲劇のヒロインぶっていました。
でも今になって考えてみると、
「当たり前か、自ら試練の道に向かってたのか。」と納得しました。
我が子には、幸せに向かうための質問をたくさんして、たくさんのいい内的体験を親子でしていきたいと思います。
◆自分の責任として考えられるようになった
第2講の言語的アプローチは、前回も一番衝撃を受けた部分なので、楽しみなところです。
先日の広島BC第1講で「最近、ほとんど腹が立つことがない」と思ったのは、
なぜなんだろうと振り返ったときに、
名古屋BC第2講の「KOKUBOクエスチョン」で
「何事も他人ではなく、自分のせい」だと気づいたからだと思います。
先日も、管理職に仕事を振られたときに、
「4月の時点で、夏休み中にこれをやるって言っておいてくれたらいいのに」と思った瞬間、
自然と「違うな。自分から聞けばよかったんだな」と思えました。
そう思うと、日々自分が感じている「ストレス」って、生み出しているのもまた自分なのですね。
自分の考え方次第でこんなにも結果が変わるんだなと実感しました。
これは、プログラムが変わったから出力が変わったということなのか。
でも一旦出力されたものにより、入力の仕方も変わってきたような気もしています。
どういうことだろう?またそのうち腑に落ちるまで、考えてみます。保健室コーチングを学び始めて、毎日が発見です。
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